第7回で説明した以外としては税金対策で信用取引の利用価値があります。
株式を売却した段階で益金に対して課税されます。
然しながら売却すれば損金が発生する株を保有している場合は、評価損のある株を益金に見合う損金分の株式を売却すれば良い訳です。
その段階で一旦売却した株式を買い戻せば今まで通り保有しているのと同じ訳です。
もし、所有株に評価損が無いか、所有株が無い場合は年内に決済する見込みで両建て(信用買いと信用売りを同時にする事・・・俗にパッチと云います。)をします。
資金があれば買いを現物にすれば金利分が助かります。
両建ては買った時点よりも株価が動けばどちらか一方が儲けで他方が損をします。
損金のある方のみ年内に決済すれば帳簿上、儲けは無いという事で節税になります。
もしも、売り建てで損金なら買い建てを現引きすれば良いでしょう。
現引きする資金が無いなら年を越してから売却すれば良いでしょう。
http://www.tabisland.ne.jp/explain/kakutei5/kak5_82.htm