日本の財政立て直しを計る目的で民営化を推し進めたのであろう。
表向きはなるほど結構な事であるがこれから民営化に因る弊害が続出しよう。
幾つか予想される問題を挙げて見たい。
先ず民営化になると資金の流用制限が大きく緩和される為かなりのリスクが付きまとう。
採算の合わない郵便局は閉鎖される。
補完的に宅急便が考えられるがコスト面などから結局消費者が高い費用を負担しなければならない。
天下りの規制はあるが有名無実であり、やがて受け入れが半ば公然と行われるであろう。
歴史的事実があるだけに天下り規制などなくなる保証は何処にも無い。
簡易保険施設の売却価格などにも疑問点がある。
商品に於いても従来と比較して魅力に欠ける。
株式公開も行われよう。
ブランドの上に胡座をかいた商法は国民を苦しめるだけで民営化は何の効果も無い。
福田内閣誕生であり歓迎のエールを送りたいけれどノラリクラリの演説で派閥重視の内閣である。
総裁選出は国民投票による直接選挙でなければ未来が見えない。
導入の期待がもてるのは今のところ民主党しかない。
マニフェストに挙がらなければ所詮、我が身の事しか考えない何も期待出来ない党としか思えない。