厳しい相場環境にあって、
メディアの影響力は大きい。
それだけに報道に於いて、
社会的責任を持たなければいけない。
報道内容も多様であるが、
中でも個別銘柄の格付けなど、
報道の本当の目的は何なのであろうか?
仮に皆さんが報道する立場であればどうでしょうか?
会社の業績や見通しを調査した結果とは云え
格付け発表する以前に、インサイダーのアクションがあると思う。
無いと考える方が、正しいとは思えない。
大衆投資家への取り締まり当局の圧力が目立つ割には
株価を動かせる立場の者には手緩い。
現実との矛盾を知りつつ、
権力者には取り締まれない当局に
憤りを感じずにはいられない。
村上F、ライブドア元社長堀江貴文を始め
関わった人物にインサイダーがあった事に対する
徹底解明がなされていない。
解明する為の与野党の論戦が無かったのは何故だろうか?
逮捕されてしかるべき人間が罰せらず、
血税を多額の退職金に当てられ、
何の罪悪感もなく生きているのは、矛盾も甚だしい。
逮捕にまで至らなかったのは
与野党の政治家にも及ぶと勘ぐられても仕方がないのでは?
今回政府が救済する銀行保有の劣後債の引き取りだが
ビス規制に対する自己資本率を高め、
中小企業への融資拡大策となってはいるが
現実には疑問点が残る。
過去に公的資金を投入し、
銀行間の統合で合理化を進めた。
政策金利を含め政府は銀行に優遇措置を執って来た。
再建途上にも関わらず
怠慢経営に因り、自己資本の低下を
政府が支えるのは本末転倒ではないか?
預金者保護枠を締結した訳であるから
銀行への救済は打ち切り、
独自のルートで中小企業への融資拡大策を執るべきではないか?
(株仙)