第11回で述べたが決済期にズレが生じるので株価の変動があれば、思惑が外れるとお考えの方もおられるでしょう。
目的は損金を出す為であったので、損金決済の時点でクロス売買(信用売りの決済なら買い返済と新規売り建てを同時に行う事)を行えば、何ら問題はありません。
そして年を越してから両建ての決済をすれば良い。
この手法の問題点は信用取引の経費を払ってまで節税するだけの価値がある額なのか?
もう一点は逆日歩が付きそうな銘柄では行わない事です。
リスキーな信用取引でも使い方に因っては利用出来るし、しなければ損と云えるかも知れません。
間違っても空売りや買い建てのみの一方通行はしない方が賢明です。