実践株式研究所

訪タイ記より

NYの爬行相場に東京市場は戸惑い気味である。
最近の為替は１０６円～１０８円の往来となっている。今回視察で
バンコクを訪ねたが対円におけるバーツ高には驚いた。基本的には
ドルとの連動性が高く１９９７年の通貨危機か ら立ち直ったと見ている。歴史的な経緯から学習効果を得ており将来、有望な国ではないだろうか？広大な国土や国民性には魅力を感じる。タクシン追放のクー デタも即日、国王の一声で終結。プミポン国王の信望が厚く、日本では考えられない忠誠心を全国民が抱いている。この空気は訪タイしなくては理解できないだ ろう。現状では日本との経済格差が相当あるものの着実に縮まりつつある。詳しくは後日資料館で述べる事にして、ムーディーズの格付けがデタラメでない事が うかがえる。日本の政治、経済かた見られる様に先の見えない環境下で投資妙味は期待し難くなっている。これからの投資も短期もしくはディートレにシフトし たものでなければ通用しない。目下、対応に追われ開発中のソフトをライブ化し、ご覧頂ける事を目指している。

これからの市場は？

産業の空洞化と叫ばれてから日本経済の歯車が狂って来た。

現在世界に誇れる産業って何だろうか？

特殊技術の一部を除いて製品として対抗出来る商品が思い浮かばない。

すべては相場に現れているのではないか？

明日が見えない時代に株式をジックリと保有する意味がない。
ディートレーダが多いのは当たり前である。
先が見えない企業に投資をすることは信用出来ない人に無担保でお金を貸すのと同じである。

株券は所詮、単なる紙切れであり電子化に因り紙さえ見る事が出来ない。
自衛策として目下、ソフトを開発中である。
日々改善を重ねシステムは出来上がっている。

ここ数ヶ月はシミュレーションを必要とするので暫くお待ち下さい。