米国の雇用統計を始めとして、
あらゆる指数が一段と悪化していると伝えられ、
今夜もNYダウは急落である。
ある程度は覚悟していたとは云うものの、
イザ現実化するとショックである。
100年周期の景気循環と云われているのだが、
単純に考えれば、この先50年間は景気のリセッションとなる。
気が遠くなる話は、現実の対処法にはならない。
本日、日銀が発表した景気見通しでも、年明け早々にも関わらず、
景気回復は当初の見通しよりもズレルとの見解。
あくまでも希望的な観測であり、何の根拠もない。
最終的には現金預金者が一番のバカを見る羽目になる。
何故なら政治家たちは、
自分達の政治責任を通貨価値で相殺出来る立場にある訳だ。
日本が保有している米国国債、
また日本郵政がファンドマネージャに委託している
135兆円とも云われる運用資金は
どうなっているのであろうか?
利益を出せている状況ではないと思われる。
その上、中国の雲行きが怪しくなって来た。
中国が米国債権を売りに出ると、NY株式がどうなるかは、
日本の橋本発言で既に学習したはずだ。
あれは未遂に終わったが、
中国の売却には米国とて権力をかざせないであろう。
(株仙)