政治経済を始め、未来に明るさが見えて来ない。
今回のサブプライム問題から金融不安へと発展したのだが、
週末東京が下げて、NYが高く引けたのには驚いた。
微視的な論理では、金融不安がもたらせたと云えばそれも原因であろうが。
バブルから20年も経つのに、好況感が無いのはどうしてだろうか?
巨視的な判断をすれば、南北問題の格差が縮まりつつあるのが、根本原因ではないだろうか?
発展途上国の経済力がつき、低賃金を武器に競争力を増して来た。
日本企業が海外へ工場を進出させ、産業の空洞化を進めて来た訳だから
こういう結果になったのも無理はない。
然し、空洞化は時の経営需要であり、避けられなかったとしても段階的にやるべきだった。
最先端のテクノロジーを保護する為に、国内工場建設に動いているが、
経済効果は限定的と思われる。
これから金融資本を駆使したM&Aが、より活発化すると思われる。
日本の場合と異なり海外では、会社経営に制約があり、
合弁会社でなければ設立出来ないケースが多い。
非常に難しい情勢である。
(株仙)