アメリカ経済はリセッションに入り株価は売られている。
私はNY市場と連動する東京市場を読み取り相場の流れを推測している。
基本的には経済規模や市場規模は比較にならない。
然し親分的な存在のアメリカに媚を振る日本が現実にある訳だから仕方が無い。
世界経済を混乱させた原因はサブプライム問題と商品市況である。
資源が豊富なアメリカにとって商品市況の高騰は有利に働くであろう。
双子の赤字などは表向きのものであり改善の意思があればいつでも解決する問題である。
豊かな資源を持ちながら使わずに他国から輸入に頼れば何処の国だって赤字になる。
厄介なのは日本である。本質的に経済構造が異なったアメリカと同一視出来ない。
以前から恐れていたスタグフレーションの可能性が現実味を帯びて来た。
日本経済は確かにバブルが弾けて縮小経済の道を歩まなければならなかった。
2000年以前も財政赤字が膨張していたがその後の悪化が際立っている。
明らかに政策の失敗である。
小泉政権は部分的には改善し評価出来る面もあるが比較にならない膨大な代償を生んだ。
彼を英雄の如きサポートした議員や国民は余りにも無責任である。
銀行救済に投入した資金は表向きには騒ぎが収まったように見えたが日本経済の構造は余計に悪化した。
打開策として低金利で融資をし経済の活性化を計るのが基本であるが
古い自民党をぶっ壊したかも知れないが何の修復もせずに英雄の気分で座を降りた小泉総理には理解に苦しむ。
もはや、この環境で建て直しが利かない事は誰もが分かっているはずだ。
先ずはデバリュエーションか?それとも新円への切り替えか?
当然そうなれば現在手持ちの円の価値は無くなる事になる。
決して脅かしでは無い。私とて大事でありあってはならない。
現在の政治を見る限り行き着く所まで行くしかないと考える政治家しかいないであろう。
その対策は以前に申し上げたのでここでは省略します。