評論家が多過ぎて私のコメントの影が薄くなっている。
予測とは元々不確実なものである。
しかしながら予測の根拠が無ければ語れない。
私も評論家の一人としてこの先の相場観を述べてみる。
前回の記事では年内の相場は下げ過程と申し上げたがその後も変更無しである。
為替動向であるが他国通貨がドルを基軸として連動しているのに対して円の動きがどうも不安定で方向が見えない。
今までの為替動向から判断すれば円高がもっと進んでも良い環境である。
それはあくまでもドルに対する判断からである。
為替は国力を表すものであるので円高で経済成長を遂げるのが理想である。
経済の理論に於いては成り立たないのが現実であるが。
さて、年内相場不振の根拠では政治の混乱と不祥事の慢性化が挙げられる。
許せない事ではあるが相場への反応は薄い。
NY市場は未だ下げに対する歯止めがかからない為、期待薄である。
ダウにして中長期ならばここから500$~600$安が予想される。
大局的に見ての事だから反発があれば欲張らずに戻り売りの構えとなる。